大空直美さんの感想:元気でコミカルなキャラは逸品
大空さんの演じるがキャラ大好き!
『といちゃん!』
大空さんを最初に意識したキャラは「装神少女まとい」のゆまちゃんだったと思います。
このアニメ、変身が解けると服が消えて素っ裸になっちゃうというもので、最初キワモノかと思っていましたが、ストーリーも面白く、特に家族愛を描く部分は感動的で印象に残るアニメでした。
終盤、主人公のといちゃんが世界を守るために死ぬかもというときに、『といちゃんだけにそんな事を押し付けて皆ずるいよ!』と、大空さん演じるゆまちゃんが泣きながら言うところにグッときました。
主役食い・サターニャ
次に観た「ガヴリールドロップアウト」のサターニャは、今でも大好きなキャラ。 このキャラで、大空さんの演技が決定的に好きになりました。
サターニャはドジで中二病でチョロくてお人好し、だけど憎めなくて可愛いキャラ。 大空さんの声もバッチリはまってて、このアニメの主役は、私の中では完全にサターニャでした。
プリンの歌、二番
「つぐもも」では、コミカルな演技を見せるシーンはそれほど多くありませんでした。 そんな中で、本筋のストーリーとは離れた日常回のエピソード、8話「ある日の加賀見家」で披露された、幼女形態の桐葉さんが歌うプリンの歌には大爆笑! ここぞというときの切れ味、お見事でした。
かわいいッス!
「宇崎ちゃんは遊びたい!」の宇崎ちゃん役では、元気でハイテンションなときと、先輩をからかうときのいたずらっぽいとき、それに素で照れてるときの落差にドキッとさせられるところが魅力でした。
2期もあるそうなので、楽しみです。
くじけたときが可愛い!
「ジャヒー様はくじけない!」のジャヒー様では、調子に乗って気取った態度をとったり、喧嘩腰でぎゃんぎゃん喋ったり、大人になったり子供になったり、いろんな演技を披露してくれます。 中でも、ジャヒー様が弱気になったときの声、例えば 5話「ジャヒー様は怪しくない!?」での『ほんとうに魔法少女来ん?』は可愛くて、この可愛さがこのアニメ最大の魅力でした。
でも、本当の魅力はコミカル部分じゃない
元気で可愛くてコミカルな役が目立つ大空さんですが、大空さんの本当の魅力は、「泣き」の演技の方にあると思います。
例えば、最初に紹介した「装神少女まとい」でのゆまちゃんが泣きながら訴えるシーンや、「ジャヒー様はくじけない!」で、こころちゃんに避けられて追いかけるシーン、「劇場版ハイスクール・フリート」でのスーの号泣シーンなどでは、胸を急にキュッと掴まれて、涙がククッと込み上げてくるような感覚をおぼえます。
これは、決してコミカルな面とのギャップのせいではなく、大空さんの声と演技の力によるものだということは、「真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました」の第10話「これは勇者を救う物語」でのルーティの独白のシーンが証明しています。
大空さんの演じるキャラを好きになったのも、コミカルで明るい部分に加えて、この胸を打つ演技、悲しさやつらさを表現する演技がとても印象深かったからだと思います。
これから大空さんがどんなキャラを演じるのか、今度はどんな感動的なシーンを見せてくれるのか、とても楽しみにしています。